携帯キャリアを使っている方のなかには、もっと安くおとくに使える方法はないか気になる方も多いと思います。そんなときに気になるのが、今話題の格安SIMではないでしょうか。
しかし格安SIMはたくさんの事業者が参入しているため、どの事業者を選んだらいいのか悩んでしまいます。
そこで格安SIMが初めての方におすすめの事業者を選んでみました。携帯キャリアから格安SIMに変更するときの注意点もありますので、合わせて参考にしてください。
格安SIMでおすすめな事業者5選

現在、格安SIMに参入している事業者はたくさんあります。どの事業者にしたらいいか迷う方はつぎの5社を参考に検討してみるのもおすすめです。
格安SIMは携帯キャリアに比べると固定費を安く抑えられるほかに、独自のサービスを展開しているので、ユーザー目線で使いやすいといわれています。
それぞれ特徴が違うので、自分のライフスタイルに合わせて選んでみてください。
マイネオ
マイネオは顧客満足度が高い格安SIMです。いちばんのウリは携帯キャリアからそのまま変更ができること。それぞれのキャリア通信がそのまま使えるので、電波状況の心配もいりません。
そのほかには
- 契約期間の縛りがない
- お試しで1ヵ月利用可能。1ヵ月後に解約しても手数料が無料
- サポート体制が充実
などがあります。
携帯キャリアで悩まされていた契約期間がないので、いつ解約しても解約金がかからない仕組みです。ほかにも、データ量が余った場合は誰にでも分け合えるシステム。家族はもちろん、友達にも分けられます。
料金についてはこちらを参考にしてください。
データ量 /プラン名 | デュアル (音声+データ)Aタイプ | データのみ Aタイプ |
500MB | 1,310円 | 700円 |
3GB | 1,510円 | 900円 |
6GB | 2,190円 | 1,580円 |
10GB | 3,130円 | 2,520円 |
20GB | 4,590円 | 3,980円 |
30GB | 6,510円 | 5,900円 |
OCNモバイルONE
NTTドコモの回線を使っているOCNモバイルONEは、docomoが提供しているFOMやLTEエリアに対応しています。そのため郊外にも強いのがOCNモバイルの強みです。格安SIMのなかで通信品質は総合1位を獲得しました。
そのためdocomoを使っている方は、今までと変わらない通信品質なので電波に悩まされる心配も少ないです。
またOCNモバイルONEは全国に約87,000ヵ所にアクセスポイントを設置。主要な駅やカフェなどでWi-Fi利用できるのでデータ量を抑えることもできます。
料金については以下を参考にしてください。
データ量/プラン名 | 音声対応SIM | SMS対応SIM | データ専用SIM |
1GB | 1,180円 | ー | ー |
3GB | 1,480円 | 1,000円 | 880円 |
6GB | 1,980円 | 1,500円 | 1,380円 |
10GB | 2,880円 | 2,400円 | 2,280円 |
20GB | 4,400円 | 3,920円 | 3,800円 |
30GB | 5,980円 | 5,500円 | 5,380円 |
IIJimo
IIJImoはdocomoとauの回線を選べるので、docomoやauユーザーにはうれしい格安SIMです。携帯キャリアと同じように、余ったデータ量は繰り越しが可能。無駄なくデータを使えるのもIIJimoの魅力です。
ほかには
- 最大10枚のSIMカードでデータ量をシェアできる
- 高速と低速通信の変更が可能
- 格安キャンペーンで端末がおとくに買える
などがあります。
データ量 /プラン名 | 音声通話機能 | SMS① | SMS② | データ専用 |
キャリア回線 | Dタイプ Aタイプ | Dタイプ | Aタイプ | Dタイプ |
3GB | 1600円 | 1040円 | 900円 | 900円 |
6GB | 2220円 | 1660円 | 1520円 | 1520円 |
12GB | 3260円 | 2700円 | 2580円 | 2580円 |
※Dタイプ・・・docomo回線、Aタイプ・・・au回線
楽天モバイル
記憶にも新しい、2020年4月8日に参入した楽天モバイル。楽天独自の基地局を建設し、通信速度の向上が期待されています。
楽天モバイルはわずらわしいプランはなく1択のみ。さらに楽天モバイル同士なら、国内通話はかけ放題が可能です。
そのほかには
- 契約期間の縛りがない
- 解約金も不要
- 利用料金100円につき楽天ポイント1ポイント進呈
- 口座振替で支払い可能
などがあります。
現在は主要都市のみカバーされていますが、今後は全国展開していく予定。さらに参入キャンペーンを1年間行っているので、月額料金も無料で使えるというメリットがあります。
楽天ポイントも貯まるので、楽天のヘビーユーザーにはいちばんおすすめな格安SIMです。
料金については以下を参考にしてください。
データ量/プラン名 | スーパーホーダイ |
2GB(プランS) | 2,980円 |
6GB(プランM) | 3,980円 |
14GB(プランL) | 5,980円 |
24GB(プランLL) | 6,980円 |
LINEモバイル
CMでもおなじみLINEモバイルは、3大キャリアすべての回線を利用しているため変更がしやすいのが特徴です。
LINEモバイルはSNSを主に利用する方におすすめ。LINEはもちろん、TwitterやFacebook、Instagramなどデータフリーオプションの契約で使い放題になります。SNS以外はほとんど使わないという方はLINEモバイル一択になるでしょう。
そのほかには
- テザリングした端末もデータフリーオプションの対象
- 毎月おとくなキャンペーンを実施
- LINE Payカードから支払いが可能
などがあります。
少ないデータ量で契約できるため、固定費も抑えられることができます。
料金については以下を参考にしてください。
データ量/プラン名 | 音声通話 | データ(SMS付き) |
500MB | 1,100円 | 600円 |
3GB | 1,480円 | 900円 |
6GB | 2,200円 | 1,700円 |
12GB | 3,200円 | 2,700円 |
格安SIMに切り替えるときの注意点

携帯キャリア間の切り替え(MNP)とは違い、格安SIMへ変更するときにはいくつか注意点があります。じつはユーザーの方が知らない情報もあるので、事前に準備しておきましょう。
切り替え時期も大切なポイントです。
端末をそのまま使うなら事前にSIMロック解除の手続きが必要
格安SIMへ変更する場合、現在使っているスマートフォンはそのまま使うという方が多いです。携帯の契約会社だけを変更するため、ユーザーにとっては出費を抑えられます。ここで注意するのは、スマートフォン側のSIMロック解除を行うことです。
現在携帯キャリアで販売されているスマートフォンにはSIMにロックがかかっています。SIMロックとは、対象の携帯キャリアのSIMでしか使えないようにしていることです。
SIMロックを解除することで、どの契約会社のSIMでもスマートフォンが使えるようになります。
SIMロック解除方法は、どの携帯キャリアも窓口で可能です。しかし、窓口は待ち時間もあり人によってはそのような時間がないという方もおられると思います。
窓口に行かなくてもSIMロック解除ができる方法をお伝えするので、自宅で試してみてください。
- docomo・・・電話(インフォメーション)、Mydocomo(PCもしくはスマートフォンより)
- au・・・My au(PCもしくはスマートフォンより。ただし受付時間は9:00~21:30)
- SoftBank・・・My SoftBank(PCもしくはスマートフォンより)
SIMロック解除は、格安SIMに契約を行う前に済ませておきましょう。SIMロック解除の作業が完了していれば、格安SIMへ契約完了すると自動で格安SIMでスマートフォンが使えるようになります。
切り替えはなるべくキャリアの更新月に行う
格安SIMへの変更に限ったことではありませんが、更新月を変更のタイミングとみて動くといいでしょう。
更新月とは契約期間が満了したあとに設けられている解約金がかからない月です。解約金は税抜きで9,500円もかかってしまうので、予想外の出費になります。約1万円の出費を抑えるためにも、更新月に変更をした方がおとくになります。
更新月は人により時期が異なります。契約内容の確認がスマートフォンで可能なので、事前にチェックしておきましょう。
スマートフォンで確認できなかった場合は電話や窓口でも確認できます。
格安SIMへの手続きは月初~中旬までに行う
意外と知られていないのが、格安SIMへの手続き期間です。携帯キャリア間の変更は当日すぐに完了しますが、格安SIMへの変更が完了するには日にちがかかります。とくに月末は要注意。
更新月だからと月末に格安SIMへ契約を申し込んでも、変更が完了するには日にちがかかるため、翌月に繰り越されることがあります。結果、更新月を過ぎてしまい解約金が余分にかかることも多々あります。
ユーザーからすると契約が完了した時点で変更が終わっていると思いがちですが、システム上は前のキャリア契約のままなんです。
格安SIMへの契約は余裕を持つことが大切。なるべく中旬までに契約を行うようにしておきましょう。
支払いはクレジットカード払いのみがほとんど
携帯キャリアは支払い方法がいくつか選べますが、格安SIMになるとそういうわけにはいきません。今回紹介したなかでは原則、楽天モバイルとLINEモバイル以外はクレジットカードの支払いのみとなります。
そのためクレジットカードがないと契約自体できません。クレジットカードを持っていない方は、格安SIMへ契約を行う前にクレジットカードを作っておいてください。
クレジットカードは到着するまでに1ヵ月ほどかかる場合もありますので、早めに作っておくことをおすすめします。