【断然得する】ポモドーロ・テクニック?テレワークで生産性向上するには

「25分」集中して「5分」休憩を繰り返す、それがポモドーロ・テクニックです。

ポモドーロ・テクニックとは、短時間の集中作業を繰り返すことで、生産性を上げるテクニックをいいます。

ポモドーロ・テクニックは、起業家で作家のフランチェスコ・シリロさんによって1990年代の初めに開発された生産性を高めるための時間管理術です。

「ポモドーロ」という名前は、シリロさんが、学生時代に愛用していたトマト(イタリア語でポモドーロ)型のキッチンタイマーを使って、このテクニックを完成させたことに由来しているといわれています。

シリロさんの経験に基づいた時間管理と効率化のシステムは、2006年にPDFで発表されると、国連やトヨタ、レゴ、イタリア中央銀行、ノキアなど世界各国からも評価されているメソッドとなりました。今では世界中のエグゼクティブが実践していることからも、効率性と生産性を向上させる方法として信頼されているテクニックといえるでしょう。

ポモドーロ・テクニックのメリット7

時間管理と生産性向上が求められる今、ポモドーロ・テクニックを身につければ、ビジネスチャンスを増やすことも、ライフワークを豊かにすることも可能です。

ポモドーロ・テクニックのメリット7

  • 集中力のアップ
  • 作業効率が上がる
  • タスクの先送りが防げる
  • マルチタスクでも集中できる
  • 生産性が上がり自分時間が作れる
  • 自分の作業スキルの数値化ができる
  • 達成感を感じられモチベーションも上がる

テレワークで在宅時間が長くなった会社員、フリーランスで働く個人事業主など、働き方が多様になる時代に活躍するためにも、今手に入れておきたい必須テクニックです。

ポモドーロ・テクニックのやり方

ポモドーロ・テクニックは、誰でも簡単にはじめられます。

【25分集中して5分休む】

  1. タスク(やること)を決める
  2. タイマーで「25分」をセットして取り掛かる
  3. 「5分」休憩する
  4. (1~3)の【25分集中して5分休む】が1ポモドーロ工程を4回行う
  5. 4回ポモドーロ(2時間)終えたら「15~30分」休憩する


いかがですか?

これを繰り返すだけなので、難しいことはありません。シンプルで誰でも簡単に始められるテクニックです。

ポモドーロのおすすめアプリ

Be Focused

iPhone用のアプリです。ポモドーロ・テクニックの理論が採用されているため、細かい設定などは必要なく、デフォルトで開始できるため初心者にもおすすめです。

https://apps.apple.com/jp/app/be-focused-focus-timer/id973130201

Moosti

PC用のWebアプリです。こちらもポモドーロ・テクニックに最適なシンプル設計のWeb アプリです。

https://www.moosti.com/

Clockwork Tomato

androidユーザーには、Clockwork Tomatoがおすすめです。こちらもポモドーロ・テクニックにもとづいて開発された時間管理アプリです。

時間、タイマーの動作の仕方だけでなく、色、音、スタイルなどのカスタマイズもできます。

https://play.google.com/store/apps/details?id=net.phlam.android.clockworktomato&hl=ja

ポモドーロ、失敗しないコツ

1.適切な見積もりをしよう

タスクの設定に無理をすること、見積もりの甘さは危険です。

とくに初めのうちは、「25分」で終えることができるボリュームが見えていない人のほうが多いと思います。

「25分」では到底収まらないボリュームのタスクを設定し、終わらないことが繰り返されると続かない原因となります。

最初の1週間は、自分に見合ったボリュームを把握するためにも、タスクはできるだけ作業を分割し、適切な見積もりを行ったうえで取り組むことがベストです。

2.休憩時間は休憩しよう

また「5分」の休憩時間もルールが必要です。

メールチェックや電話などはやめましょう。メールチェックもSNS閲覧も、で情報収集であり仕事です。とくにスマホに触れることは要注意です。あっという間に「5分」は経過し、脳を休めることなく、次の「25分」に突入してしまいます。これでは普段と変わりありません。「5分」の休憩はしっかりとリフレッシュしましょう。

ポモドーロ・テクニックが今武器になる!マネジメントにも有効活用

ポモドーロ・テクニックを手に入れることで、自分自身の時間管理ができ生産性が向上するだけでなく、マネジメントにも有効です。

部下の指導:作業の数値化

コロナ禍において急速に進むテレワーク、目の届かない環境において部下をどう育てていくのか、業務推進だけでなく部下の育成をしなければならないマネジメントする立場としては大きな課題です。そんな時にも、このポモドーロ・テクニックはとても有効なツールとなります。

作業の数値化をはかることができるので、業務の可視化が可能になります。部下のスキルを把握するツールとして有効活用できます。

チームビルディング

チームビルディングと聞くと、大それたことのように思うかもしれませんが、難しいことではありません。

テレワークが長くなると、オンライン会議以外でのコミュニケーションが格段に減ります。何気ない会話がなくなり、同じミッションに向かって進んでいる組織としての一体感が薄れてきてしまうのも事実です。人によっては孤独を感じるメンバーも出てくるのではないでしょうか。

そんな時には同じ時間を共有し、タスクに「25分」集中して一緒に達成感を味わえる、そして「5分」の休憩をコミュニケーションの場に使えるポモドーロ・テクニックがおすすめです。

オンライン会議を利用して、例えば「2ポモドーロをチームみんなで取り組む」など、同じ時間を過ごしてチームの一体感をうませる効果が期待できます。また入社したての新人教育の場でも活用もできるでしょう。

自身の生産性をあげるだけでなく、マネジメントにも有効なテクニックを手に入れない理由はないのです。

アフター・コロナの時代へ

コロナ禍において急速に進むテレワーク、働き方改革による生産性向上が企業から求められる中、ポモドーロ・テクニックは、あなたのキャリアにとって強い武器となるでしょう。

アフターコロナで一歩先行くビジネスパーソンの準備に、今から取り掛かってみてはいかがですか。

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