【2020年最新】個人間送金ができるスマホ決済アプリ8社を徹底比較!

会社の飲み会などで同僚や友人にお金を立て替えてもらった、あるいは自身で立て替えたという経験を誰もが一度は経験しているのではないでしょうか。

しかし、酔っ払って覚えていない…なんてことは避けたい。

そんなとき、スマホ決済アプリを使っている人なら個人間送金が便利です。銀行口座やクレジットカード情報を入力しなくても、手軽に送金ができるサービス。 「飲み会での割り勘は面倒くさい…」と感じている人もいるかもしれません。そこで今回は、個人間送金ができるスマホ決済アプリ8社を徹底比較していきます。

スマホ決済アプリの個人間送金とは?

スマホ決済アプリでの「個人間送金」は、銀行振込と同じ役割。

とはいっても、銀行の口座番号などを教え合う必要がなく、365日24時間いつでも気軽に友人や同僚とお金のやり取りをすることができます。

たとえば、飲み会の後の割り勘などの場面で活用すると便利です。

個人間送金は同じスマホ決済アプリ同士でしかやり取りはできませんが、手軽に個人間で残高を送り合えるため、払い忘れの防止にもつながるでしょう。

個人間送金アプリを選ぶ3つのポイント

2020年4月現在、スマホアプリで個人間送金ができる決済サービスは8社です。「どのサービスも変わらない」と思うかもしれませんが、サービスによってメリット・デメリットがあります。個人間送金アプリを選ぶ3つのポイントを解説します。

スマホ決済アプリの普及度

スマホ決済アプリを選ぶ1つ目のポイントは、利用者数の多さです。

先にもご紹介した通り、基本的に個人間送金は同じスマホ決済アプリ同士でしか行えません。利用者数が多ければ、周りでも同じものを使っている可能性は高くなります。

個人間送金をしようと思っても「そのアプリは使ってない」といわれたら、その場でダウンロードして登録…なんて手間は誰もが避けたいと思っているはず。

どのスマホ決済アプリにしようか迷ったら、利用者数の多さで選びましょう。

出金(払い戻し)が可能か

2つ目のポイントは、出金(払い戻し)つまり現金化できるかどうかです。

キャッシュレス利用が増えているとはいえ、国内ではまだまだ現金の需要は高いまま。個人間送金で入金されたお金を出金する流れは、以下の2通りです。

  • スマホ決済アプリで登録済みの銀行口座へ送金される
  • チャージして送金され、銀行口座へと払い戻される

現金化できないサービスの場合、送金されたお金はスマホ決済アプリのみの利用となります。ショッピングなどで現金比率が高い人は事前に確認しておきましょう。

手数料の安さ

3つ目のポイントは、出金手数料のお得さです。

スマホ決済アプリでの個人間送金はすべてのサービスで手数料は無料ですが、一部のサービスでは送金されたお金を出金するために手数料がかかってしまいます。 PayPayのように指定銀行宛ての出金であれば無料となるケースもあります。銀行口座へ出金する機会が多い人は、手数料がいくらかかるのかにも注意しましょう。

スマホ決済における個人間送金サービス比較

LINE Pay(ラインペイ)

Screenshot of apps.apple.com

サービス名 LINE Pay
本人確認 必要
(資金移動業者)
送金手数料 無料
決済機能 あり
送金限度額 1回/1日10万円
残高出金 可能
主なチャージ方法 三井住友銀行、みずほ銀行、
ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行、
りそな銀行、埼玉りそな銀行、
ジャパンネット銀行、じぶん銀行、
横浜銀行など(60行以上)
残高出金手数料 200円(税別)
支払い チャージ残高から行われる
受取手段 LINE Payにチャージ

月間アクティブユーザー数:8,300万人以上(参照元:2019年12月期 第4四半期決算発表)と、圧倒的な利用率でLINEユーザーなら誰でも登録できます。 個人間送金を利用するには本人確認が必要なものの、受け取ったLINE残高は手数料200円で銀行口座に振り込みも可能です。また、LINE Payカードを使えばチャージ残高をJCB加盟店で使え、最大還元率は3%となっています。

pring(プリン)

Screenshot of www.pring.jp
サービス名 pring
本人確認 必要
(資金移動業者)
送金手数料 無料
決済機能 あり
送金限度額 1日最大100万円
残高出金 可能
主なチャージ方法 みずほ銀行、三井住友銀行、
りそな銀行、埼玉りそな銀行、
福岡銀行、西日本シティ銀行、
近畿大阪銀行、東邦銀行、
北九州銀行など(40行以上)
残高出金手数料 無料
支払い チャージ残高から行われる
受取手段 pringにチャージ

チャット感覚でお金を「送る、もらう、払う、チャージする、お金を戻す」の簡単機能を理由に、利用者数が伸びている投げ銭アプリのpring(プリン)

登録可能な銀行口座はLINE Payと比較すると限られているものの、残高の出金は無料です。また、2020年3月31日から全国のファミリーマートでもチャージ残高が使えるようになったなど、利用の幅が広がってきているのも大きなポイント。

Kyash(キャッシュ)

Screenshot of kyash.co

サービス名 Kyash
本人確認 不要
(前払式手段発行業)
送金手数料 無料
決済機能 あり
送金限度額 1回5万円、1ヶ月10万円
残高出金 不可
主なチャージ方法
残高出金手数料 不可
支払い チャージ残高から行われる
(残高不足の場合はオートチャージ)
受取手段 Kyashにチャージ

「誰でも作れるVisaカード」をコンセプトに、お手持ちのクレジットカードやデビットカードを登録することで、決済や送金が可能になったKyash(キャッシュ)。

本人確認が不要で、支払いは残高不足の場合でもオートチャージされるなど、スムーズに利用することができます。ただし、送金したものや受け取ったものを出金することができないのはデメリットに感じるかもしれません。

Money Tap(マネータップ)

Screenshot of moneytap.jp
サービス名 Money Tap
本人確認 銀行口座開設時に必須
(電子決済等代行業)
送金手数料 無料
決済機能 なし
送金限度額 1回3万円、1日10万円
残高出金 可能
(口座に直接振り込みのため)
主なチャージ方法
残高出金手数料
支払い 口座残高から行われる
受取手段 銀行口座に振り込み

Money Tap(マネータップ)はチャージ不要のかんたん銀行送金アプリで、住信SBIネット銀行、スルガ銀行が提携したサービス。仮想通貨のRippleを活用しています。

対応口座が他のサービスと比べて少ないのはデメリットですが、スマホ決済アプリを使っていつでも即送金が可能です。また同じ銀行宛てはもちろん、住信SBIネット銀行からスルガ銀行など他行宛てでも手数料は無料となっています。

Pay Pal(ペイパル)

Screenshot of www.paypal.com
サービス名 Pay Pal
本人確認 必要(資金移動業者)
送金手数料 無料(海外送金は1回499円)
決済機能 あり
送金限度額 1回100万円
残高出金 可能
主なチャージ方法 みずほ銀行、三菱UFJ銀行、
みずほ銀行、りそな銀行、
埼玉りそな銀行、三井住友銀行
残高出金手数料 5万円以上/回:無料 5万円未満/回:250円
支払い PayPalアカウントに入っている残高、
登録した銀行口座からの口座振替で行われる
受取手段 銀行口座に振り込み

PayPal(ペイパル)は、ビジネスやネットショッピングでよく利用されるオンライン決済サービスです。メールアドレスで送金や受け取りの手続きが簡単にできます。

グループ決済や集金が可能な「マネープール」を使えば、飲み会での支払いにも手間がかかりません。世界中で利用されているスマホ決済アプリで海外への送金も可能なものの、友人や家族間での個人間送金はクレジットカード利用不可などデメリットも多いです。

PayPay(ペイペイ)

Screenshot of paypay.ne.jp
サービス名 PayPay
本人確認 必要(資金移動業者)
送金手数料 無料
決済機能 あり
送金限度額
残高出金
主なチャージ方法 ジャパンネット銀行など
残高出金手数料 ジャパンネット銀行:無料
それ以外:100円
支払い チャージされたPayPay残高
(PayPayマネー、PayPayマネーライト)
から行われる
受取手段 PayPayにチャージ

登録ユーザーは2,500万人以上、加盟店数は194万カ所以上にのぼるPayPay(ペイペイ)。ソフトバンクとYahoo!JAPANが運営するQRコード決済サービスです。

2018年末より個人間送金にも対応しており、3つの方法から送金することができます。またPayPayマネーの出金にも対応し、ジャパンネット銀行へなら出金手数料は無料です。ただし、PayPayマネーライトは出金に対応していません。

楽天ペイ

Screenshot of pay.rakuten.co.jp
サービス名 楽天ペイ
本人確認 不要(前払式手段発行業)
送金手数料 無料
決済機能 あり
送金限度額 10万円
残高出金 対応予定
主なチャージ方法 対応予定
残高出金手数料
支払い 楽天キャッシュの
チャージ残高から行われる
受取手段 楽天キャッシュ

楽天ユーザーなら楽天ペイがおすすめ。5,000を超えるサイトで利用可能になるだけでなく、購入金額100円ごとの利用で1ポイント貯めることができます。

2019年3月のリニューアルにより、楽天キャッシュを送金できるようになりました。残高の出金機能は未対応なものの、チャージした楽天キャッシュは楽天市場でも使えるので、ネットショッピングを頻繁に行う人なら困りません。

J-Coin Pay(ジェイコインペイ)

Screenshot of j-coin.jp
サービス名 J-Coin Pay
本人確認 銀行口座開設時に必須
(電子決済等代行業)
送金手数料 無料
決済機能 あり
送金限度額 1日25万円
残高出金 可能
(口座に直接振り込みのため)
主なチャージ方法 みずほ銀行
残高出金手数料
支払い 口座残高から行われる
受取手段 銀行口座に振り込み

J-Coin Pay(ジェイコインペイ)は「あなたのスマホに、ATMを。」をコンセプトに、みずほフィナンシャル・グループが提供するQRコード決済&個人間送金アプリ。

加盟銀行は拡大中ですが、地方銀行がメインでメガバンクやネットバンクは利用できません。出金手数料が無料なことや残高を利用可能な店舗も大手チェーンを中心に増えているものの、利用者が少なく個人間送金に使いにくいのが現状です。

個人間送金アプリの使い方

これまでにスマホ決済アプリを使ったことはあっても、個人間送金機能は活用したことはないかもしれません。しかし、どのアプリで個人間送金を利用するにしても、基本的な使い方は同じです。

アプリをダウンロード

まずは、アプリをダウンロードしましょう。

アプリを使わなくても送金できるサービスもありますが、ログインや入力に手間がかかります。いつでも気軽に利用できるスマホ決済アプリがおすすめです。

銀行口座やクレジットカード情報を登録

次に、銀行口座やクレジットカード情報を登録します。 利用するサービスによって、登録できる銀行口座やカードの種類(ブランド)が限られていることがあります。事前にしっかりと確認しておきましょう。

本人確認をする

一部のサービスでは、本人確認が必要です。本人確認方法はサービスによってさまざまですが、基本的には以下の方法で認証することになります。

  • 運転免許証やパスポートで認証
  • 電話番号で認証
  • 銀行口座の登録で認証

本人確認が不要で、すぐに利用できるサービスもあります。

相手に送金する

すべての登録が完了したら、相手に送金することができます。送金方法は利用するサービスやアプリによってさまざまで、主に以下の方法があります。

  • QRコードを読み取って送金
  • メールでURLを送付して送金
  • アプリ内でのやり取りで送金

他にも、相手がどのような内容の金額を受け取ったのかが分かるようにメッセージを追加して送れたり、パスコードを設定したりといった便利な機能を活用しましょう。

まとめ

それぞれのサービスにメリット・デメリットがあるものの、どれにするのか迷ったら周りが使っているものに合わせるのがおすすめです。

同じサービスを利用することで、スムーズなお金のやり取りができます。

銀行口座やクレジットカード情報などを入力して、本人確認を完了すれば、いまからでもすぐに活用可能です。一度使えば、その便利さに感動を覚えるはず。飲み会や食事会など大人数の参加者から集金する場面が多い人は、ぜひ活用してみてくださいね。

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