皆さんは外食が好きで毎日通いたいお店が1店舗くらいはあるのではないでしょうか。そんなお店でも「毎日通うとお金がかかるから、毎日通うのはどうかな。」と考える人もいると思います。
そんなあなたにとっておすすめなのが「サブスク」です。サブスクを利用することでそんな夢を叶えることができるのです。
そんなサブスクについて解説し、飲食店でサブスクを利用することのメリット・デメリットを紹介していきます。
また、サブスクを導入しているおすすめの飲食店も紹介するので、要チェックです。
「サブスク」とは

サブスクの解説
まず、サブスクについて説明していきます。
サブスクとは「サブスクリプション(Subscription)」の略語になります。英語を日本語で表現しているので、英語由来の言葉です。
「サブクリプション」とは「定期購読、定期購入」の意味で、1か月単位や1年単位で購入することを指します。
わかりやすい例でいうと、新聞が好きな方は毎月新聞を取っていると思いますが、新聞を毎日読むのもサブスクにあたります。
最近ではスマホで動画配信や音楽鑑賞なども定額で楽しむことができますが、これらもサブスクになるのです。
例を挙げると以下のサービスがあります。
サービス内容 | サービス例 |
ショッピング | Amazonプライム |
音楽配信 | Spotify、Amazon Musicなど |
動画配信 | hulu、Netflixなど |
最近では飲食店業界でもサブスクを取り入れているお店が増えてきています。
サブスクとレンタルの違い
「レンタル」で思いつくのはDVDが多いと思います。
レンタルDVDだと1作品あたりの期間で値段が設定されますが、サブスクだとそのカテゴリー内に含まれる作品なら期間内に何度も見ることができます。つまり、利用し続ける限り所定の金額で利用できるのが大きな違いです。
飲食店でのサブスクのメリット・デメリット

ここからは飲食店でサブスクすることのメリットとデメリットについて書いていきます。意外なメリット・デメリットがあるので、参考にしてみてください。
メリット
メリットは以下のとおりです。なんといっても定額だから毎日利用できるのが大きいところです。
コスパが高い
期間内なら、利用回数関係なくコストを安く抑えられることができます。特に食費は生活の中でも大きなウェイトを占めることが多いので、利用回数が多いほど安くできるので、食費が気になる方にはお得なサービスです。
毎日楽しめる
定額であるので、毎日同じメニューを楽しむことができます。また、サブスクサービスに含まれないメニューを頼むことができるので、毎日通っても飽きることないです。
支払いの手間がなくなる
サブスクだと事前に支払うことが多いので、会計のときに支払う手間がなくなります。財布を出す手間もなくなるため、優雅な気分になることもできます。
デメリット
一方で以下のようなデメリットもあります。
利用回数が少ないと高くなる
定額制ということである反面、サブスクのお店を利用しなくなってしまった場合には割高になってしまいがちです。
特に仕事が多忙期の時期や出張が決まっているときには利用しないほうがよいこともあります。
お店が混雑することが多い
定額であるために他のお客さんも利用することが多くなります。特に回転率の悪い居酒屋などでは待ち時間が発生してしまうこともあります。回転率の悪いお店ではかえって使いにくいこともあるのです。回転率を考えてサブスクを使うかどうか考えてみるのもよいでしょう
サブスクに含まれないメニューがある
サブスクを取り入れる飲食店としてはサブスクに含まれないメニューで利益を上げたいと考えるところが多いため、意外と対象外のメニューでお金を嵩んでしまうことがあります。
サブスクできる飲食店のことをある程度調べてから利用するのも手でしょう。
サブスクを取り入れた飲食店の事例

ここから、サブスクできる飲食店と断念した事例を紹介していきます。
always LUNCH
サブスクで展開されている飲食店です。もともとは大分県から始まったサービスが東京、京阪神エリア、九州の一部エリアに広がっています。
金額として月額7,980円なので、毎日こちらのお店でランチを摂ると1日あたり270円くらいに抑えることができます。そのため、コンビニなどで売っている弁当などよりもはるかにコスパがよく、健康的な食事ができます。
alwaysにスマホで会員登録してからクレジット決済すると、会計するときにスマホを見せると会計OKという画期的なシステムです。
ただし、コロナウィルス感染対策として、4/8(水)~5/31(日)までは休止される予定です。もし利用したいときには下記のリンクを確認してから考えてみてもよいでしょう。
参考リンク:always LUNCH
POTLUCK(テイクアウト)
東京の渋谷を中心に展開されているテイクアウトのサービスです。毎日ごはんを作るのが面倒な方におすすめのサブスクサービスです。こちらのお店では指定されたお店ならどこでも受け取れるので、かなり便利なサービスとなっています。
ランチの場合、スマホから頼みたいメニューを前日の17:00~当日10:30までに選んで注文することができます。また、受け取り時間も指定できるので、生活リズムに合わせた食事ができるのです。そのため、混雑を気にする必要がないのが大きなポイントです。
通常メニュー以外に他の会社とコラボしたメニューも充実しているので、毎日利用しても飽きることはありません。
料金プランもしっかりしていて、3食トライアルから始めることができます。買い切りプランだと出張が立て込んでいて利用できないときなどにも有効に利用できるのが大きなメリットです。
料金プラン一覧表(2020/4/18現在)
プラン | 金額(税抜) | 利用期間 | メモ |
3食トライアル | 290円/1食 | 1週間 | トライアル終了後に 12食プランに自動更新 |
12食プラン | 590円/1食 | 30日間 | 最大12食利用可能 |
毎日プラン | 397円/1食 | 1か月間 | 毎日昼or夜1回 利用OK |
12食買い切りプラン | 650円/1食 | 無期限 | 12食分は いつでも利用OK |
参考リンク:POTLUCK
welnomi(1日1回のドリンク提供)
月額500円で、1店舗につき1日1回のドリンクを飲むことができます。初回登録月は無料なので、無料体験だけでもしっかりお酒を楽しむことができます。さらに、加盟店であれば何度もこのサービスを利用することができます。つまり、1杯目は無料ではしご酒ができるようになります。飲むことが大好きな人にとってはとってもありがたいサービスになっています。
東京を中心としたサービスですが、加盟店が1500店舗を超えているので、確実にはしご酒できるのです。
参考リンク:welnomi
断念した事例
焼肉店として全国チェーンで展開している「牛角」。
牛角では2019年11月末から一度サブスク実施されたものの、あまりにも価格設定が破格(月額11,000円程度)だったことで「3回行けば元が取れる」ということで口コミを通じて殺到してしまったため、2020年1月にサブスクがいったん終了してしまいました。
このように、焼肉店でもサブスクの導入が図られています。
サブスクを取り入れる課題

利用者としてはサブスクで購入したいと考えるものの、導入する飲食店側としては、サブスクに切り出すことでリピート者に対して食事量をある程度確保しないといけない問題があります。これは途中解約した場合も同じで、途中解約されるとロスにつながりやすくなります。
東京都心のように人口密度が高いエリアだとこのようなサブスクサービスでも損をすることがあるものの、地方だと利用されないと企業にとっては赤字となってしまいます。現に、牛角はサブスクの価格設定を甘く見積もったことで急遽の停止に動いています。
このようなことから、企業としては飲食店のサブスクに足踏みをしてしまう問題があります。
まとめ
2019年10月から外食での消費税の増税されたことがあって、消費者にとっては外食がしにくい状況となりました。そんな状況で飲食店としてサブスクでリピート客を増やしたいと考えている企業はたくさんあります。
今のところ東京をメインとしたサービスですが、飲食店の生き残りのためにも今後飲食店でのサブスク需要が多くなると思われます。
食費での出費はなかなか抑えにくいため、サブスクを導入する飲食店が多くなったら私も利用したいと考えてます。