生涯年収2億円(手取り額1憶6,000万円)と差し引いても1億円以上足りないことが明確です。 労働人口減少やデフレによる物価の上昇も起こりえます。今後ますます支出が増えていくことが予想されます。
サラリーマンの副業の必要性について「生涯年収・支出」、「ライフイベントで発生する費用」、「老後資金」など具体例を用いて説明いたします。
また、具体的にこれらを回避する方法について紹介していきます。
サラリーマンの生涯年収は2億円?

最終学歴や入社する会社により差はありますが、 サラリーマンの生涯年収は およそ「2憶円」です。 実際には手取り額(税金や社会保険料を差し引いた金額)に換算すると、「約1憶6,000万円」となります。
もしかしたら年収換算の方がわかりやすい人もいるかもしれませんが、単純に勤続年数(38年)で生涯所得を割ると、「約520万円」となり、手取り額では「約380万円」です。さらに、月単位で見ると、「約31万円」となります。
人生において様々なライフイベントがある中、皆さんは月31万円で満足した暮らしが出来るでしょうか。
もしかしたら、不測の事態が起こったときには厳しい金額であると感じます。ここから老後の費用も貯蓄となると絶望的です。
生涯支出は3億円以上かかってしまう事実

二人世帯以上では毎月の支出(食費、通信費、娯楽費、雑費など)から計算すると1憶9,000万。また、自動車を持つ場合には約1,500万円。結婚式や、新婚旅行、家電製品の買い替えなどで200万円かかります。
すでに2億程度かかっておりますが、それ以外に大きくかかる支出について見ていきます。
- 住宅資金
- 教育資金
- 老後資金
さっそく、簡単に説明していきましょう。
住宅資金
高額となるものが②の住宅資金です。 日本の住宅資金は平均で約4,000万円となっております。 首都圏であれば さらに高額となります。
教育資金
次に①の教育資金についてみると、子ども一人につき約2,500万(私立、公立により変動あり)の費用がかかります。
老後資金
最後に③老後資金です。 平均で約3,000万と言われています。 退職金や年金もありますが、今後の受給率を考えると期待できないため、いまから貯蓄をする必要があります。
次からは、1億円以上足りない事実からよくある副業を紹介していきます。
ネットで見かけるよくある事例とは?

今いる会社で成果を上げて給料アップをしていくことが一番の正攻法です。
しかしながら、すぐに上がらない給料のために副業サービスや内職のような仕事、あるいはクラウドソーシング系サービスをご覧になったこともあると思います。絶対にやめて本業を頑張ったほうがいいです。
筆者の意見としては、すべてやってプロレベルになれば、それ相応の収入を得ることが可能ですが、すぐにお金に直結するわけではありません。
すぐにお金が必要ではなく、勉強と思って仕事をするのであればおすすめなのですが会社員の平行のすき間時間で対応できる片手間の仕事は絶対に多くの収入を稼ぐことができません。
時間が十分にあり、空き時間のすべてを費やしたりすることでやっと月に数万円のレベルで稼ぐことができるでしょう。
時間、スキルがない人はやってはダメな副業は?

ここでは時間がない、スキルがない、時間がない方がやってはダメな副業サービスを紹介します。 ちなみにパソコンがない方は論外でまずお金を貯めてからパソコンを買い、そこから考えましょう。すぐにこのページから去ってください。
スマホで簡単にできるアンケートモニター等もありますが、数円を積み上げるのであれば勉強して稼げるような仕事を作っていたほうがいいと思います。
アフィリエイト(成果報酬型広告)
ブログやホームページに企業や特定の商品・サービスを掲載し、訪問者がその広告をクリックして商品やサービスを買った際に広告主の利益となります。
在宅で作業が完結し、初期投資もほぼありません。うまくいけば高収益となりうまくいけば不労所得のような方もいらっしゃいますが、変動も激しく努力の継続が必要な副業です。1割程度しか月1万円以上稼げていません。
うまくいっている人から教えてもらったり、努力をしてく必要があります。控えめにいって、収入が0の期間が長いので本業を頑張ったほうがよいと思います。
クラウドソーシング系サービス
仕事内容は様々あり、未経験の主婦のかたからお小遣い稼ぎやサラリーマンの副業として利用している方が多くいます。値段は10円程度のものから数万円のものもお仕事としてはあります。
ただ、会社員を経験した筆者の目から見ても内職程度の金額にしかならないですが、勉強にはいいと思います。筆者も仕事を発注する側や作業をする側の両方経験がございますが、総じてビジネススキルが乏しい方は苦戦しているイメージです。
法人の仕事よりも個人が仕事を受けるという力関係から、会社員で行う仕事よりも格安でマウントを取る方もいるようでストレスは一定ありそうです。
FX(外国為替証拠金取引)
異なる通貨を売買することで、その為替差益を得る取引です。 ローリスクハイリターンだと思います。しっかり覚えるまでは、パチンコに通っていると思ってください。数10万使ってみてお金の感覚を養う先行投資型です。
リスクも一定あるので、一定の資産があるサラリーマンにはお勧めですが、お金が欲しい人にとっては勉強代が大きいのでできればお勧めしません。
まとめ
今回は、いまどうして副業が 必要であるかについて説明させていただきました。現代社会においては共働きをしている世帯が多いため、必ずしも副業が必要とならないこともあるかもしれませんが、現在置かれている状況を少しでも理解し今後の役に立てればといいと思います。
筆者のおすすめは、生活水準を下げるか、家計の見直しをするか、勉強をするかです。