2020年に入ってから新型コロナウィルスの感染が広がり、テレワーク(在宅ワーク、リモートワークとも呼ばれます)を導入する会社が増えました。実際、私の会社でも3月初めから基本的にはテレワークをメインとした働き方に変更されました。コロナウィルス感染のことを機にテレワークを導入する会社が今後も増えると予想されます。
このような状況の中では、相手方がテレワークで対応していることも想定して、会社規模の大小に関係なく、ビジネスマンとしてテレワーク用の道具を準備しておくべきです。
この記事はこんな方におススメです
- これからテレワークを始める
- 先方がテレワークを始めるため、テレワークの準備が必要となった
- テレワーク中だけど、もっと快適に仕事したい
- 自宅での仕事環境を強化したい
では早速、説明していきます。
テレワークで最低限必要なものとは?

テレワークでは最低限パソコンとネット環境が必要になります。パソコンはほとんどの会社から支給されると思いますが、スマホやiPadなどを使うことも考えて、新しい環境で生活する場合にはwi-fi環境は整えておいたほうがよいです。
会社からノートパソコンが支給されない人もいるのではないでしょうか。
会社からノートパソコンが支給されない場合は、チャット形式で仕事が進められるツールのひとつとしてChatwork(チャットワーク)というアプリを利用する手もあります。
アプリを使う場合、テレワークが始まる前に必要なデータだけを自身のパソコンに移して、Chatworkで仕事を進めるのも一つの手です。Chatworkではチームも作れるので、チーム間で仕事を進める場合にもおススメのアプリとなります。
ここからは、実際にテレワークで必要となるアイテムを紹介します。
テレワークで必要となるアイテムその1:マイク内蔵ヘッドセット

最近はスマホやiPadにマイクが内蔵されていて、ヘッドセットがなくても会話できるようになっていますが、ビジネスマンが仕事をする上ではパソコン作業がメインとなります。
会社から支給されるパソコンにはマイクが内蔵されていないことが多いため、マイクが内蔵されているヘッドセットを準備しておくのが無難です。
ここからは、テレワークにおススメのヘッドセット・イヤホンの選び方を紹介します。下記の4つを考えて自分にとって使いやすいものを選ぶとよいです。
では早速説明していきます。
① 接続方式:USB(有線)かBluetooth(無線)か
もっとも違うのが接続方式です。USBとBluetoothで大きく異なります。最近ではBluetoothに対応したヘッドフォンやイヤホンが多く販売されているため、幅広いヘッドセットから選ぶことができるようになりました。
最初に必要なのは、パソコンがBluetoothに対応しているかどうかです。Bluetooth対応している場合は自宅でのメリット・デメリットを参考にして考えてみてはいかがでしょうか。
◎ USB(有線)のメリット・デメリット
メリット | ・安定性が良い ・充電などを考える必要がない |
デメリット | ・コードが邪魔に感じる ・ヘッドセットしたまま移動できない |
◎ Bluetooth(無線)のメリット・デメリット
メリット | ・ヘッドセットしたまま移動できる ・コード類がなくコンパクト |
デメリット | ・音が途切れたりしてしまう ・本体の充電が必要 |
② 形状:イヤホン型かヘッドフォン型か
次にヘッドセットの形状です。耳に対して直接差し込むイヤホン型と耳全体を覆うヘッドフォン型があります。音楽を聴くときと同じく、それぞれのメリット・デメリットがあります。
使用時間、気温、耳元の負担などを考えて選んでみてはいかがでしょうか
◎ イヤホン型のメリット・デメリット
メリット | ・まとまりやすい ・スペースを取らない ・蒸れにくい |
デメリット | ・コードがほつれやすい ・安いものだとマイク非対応のものも ・耳の接触が気になりやすい |
◎ ヘッドフォン型のメリット・デメリット
メリット | ・耳への負担が少ない ・イヤホンよりも音質が良いものが多い |
デメリット | ・全体を覆うため、重たく感じる ・スペースを取る ・耳元が蒸れやすい |
③ デザイン
ヘッドセットを使う上ではデザインも大事になります。ヘッドセットは使いやすく、気に入ったヘッドフォンを選んだほうが良いでしょう。
④ 予算:短期or長期
もちろん、予算も大事です。テレワークが一時的なもの(短期的)か、長期的になるのかによっても選び方が変わります。
購入するときには日常生活でもよく使うかどうかも考えて、予算を設定してみてはいかがでしょうか。
高価なものになるとノイズを抑えることができる機能(ノイズキャンセリング機能)が備わっているため、音楽を聴くときにも良い音質で聴くこともできます。
テレワークで必要となるアイテムその2:スピーカー

グローバル日系企業や外資系企業で働いているビジネスマンにとっては、海外サイトとのコミュニケーションにおいてスピーカーが必要となります。
そんなスピーカーはテレワークでも活躍します。Bluetoothに対応しているものもあるため、コードを気にすることなく置き場を自由に変えることができます。
テレワークを行う上でのスピーカーを利用することのメリットとデメリットを紹介します。
メリット | ・ヘッドセットと違って耳に着ける必要がない ・複数人で使用する場合にはコンパクトに使える |
デメリット | ・周りの騒音が気になりやすい ・ヘッドセットと比べると音が聞き取りにくい |
テレワークで必要となるアイテムその3:Webカメラ

会社から支給されるパソコンにはWebカメラが付いていないことがほとんどです。Webカメラを付けることによって、相手の表情などを見て平常に生活しているかどうか確認することができます。また、1人だけが離れてテレワークでミーティングに参加する場合には、相手がホワイトボードに板書している内容把握も可能です。
最近ではWebでの採用面接をする会社も増えており、Webカメラの必要性が高まりつつあります。
テレワークでWebミーティングを行う場合にはWebカメラも購入してみてはいかがでしょうか。
その他に必要なアイテム4選

これまでお伝えしてきたヘッドセット、スピーカー、Webカメラはテレワークではほぼ必要なアイテムです。
テレワークをする上では自宅の環境を快適な状態にしておくことで、作業性がよくなり、ストレスもかかりにくくなります。
ここからは、自宅でのテレワークを行うために準備しておいたほうが良いアイテムを紹介します。紹介した4つのアイテム以外もいろいろあるため、自身の生活スタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。
①作業用椅子

テレワークでは、基本的には椅子に座って仕事することが多いため、椅子は大事になります。
普段の生活でも休日は椅子を利用することが多いのではないでしょうか。
普段の生活を楽にするためにも、負担のかかりにくい椅子を準備しておくことがおススメです。
②加湿器

自宅は部屋が乾燥しやすい環境になりがちです。特に冬場から初春にかけては湿度が低い日が続くこともあります。湿度が低い状態で仕事を続けると喉に負担がかかりやすくなります。また、湿度が低い状況では花粉が飛散しやすい・風邪をひきやすくなるため、健康面に負担がかかりやすいです。
そのため、自宅に加湿能力の高い加湿器を購入することをおススメします。短期間のテレワークであれば机に置けるコンパクトな加湿器を置くだけでも効果があるので、おススメです。
③ブランケット

特に冬場のテレワークだとエアコンを入れていても体が冷えやすくなります。上半身は上着を重ね着すれば寒さが防げますが、足元はそうはいきません。そのため、足元にかけるブランケットを買っておけば寒さも気にせずに仕事ができます
④保温マグカップ

テレワークの間には水分補給が大事です。そんなときに飲み物の温度が変化しやすくなりがちです。夏場は冷たいもの、冬場は暖かいものを飲んだほうが体温コントロールしやすいです。毎回温めたり、冷やしたりするのも面倒になります。
そこで、保温マグカップを使うことで普通のコップよりも飲み物の温度を維持しやすくなります。
まとめ
テレワークで必要になるアイテムを紹介してきましたが、ある程度は自分の持っているアイテムを有効に利用していくのが、一番コストを抑えられる方法になります。
まずは最小限必要になるヘッドセットから探し始め、テレワーク期間に応じて必要になるアイテムを買い足しながら、テレワークにスッと入れるように準備を進めてみてはいかがでしょうか。